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Posted by naturum at

2008年06月17日

其の112 120円の勝負

前々回の「とっつぁん軍団」の話の続きになるが
我々、とっつぁん軍団の釣行はいつも暗黙の内に
誰が勝つか勝負する事になっている。

たとえ二人だろうがそれは一緒で
二人でも気分はトーナメントなのだ。

一応、プライベートルールみたいなものがあって
勝敗は釣ったバスの匹数で決まるのだが
手に持ったバスを誰かに確認してもらわないと
一匹にカウントされない事になっている。

まあ、ほとんどの場合は見せに行くのが面倒な為
直ぐ近くで釣っている事が多いのだが
4人で行ったときは2-2で分かれて行動するって具合だ。

よくあるのがアシの中から抜き上げた時、空中でバレちゃう事
これは当然ノーカウントだが、バレた魚が土手の斜面を
ころがり落ちようものならもう大変、ロッドなんかは放り出し
手づかみで捕りに行くのだ。

大体が1匹2匹で勝負が決るのでたとえコバッチであろうと
必死になる、それがまたバカらしくて楽しいのだ。

どんな勝負でも同じだが戦いは心理戦から始まる。

出発直後、コンビニに寄って朝メシを調達するのだが
「そんなパン買ってちゃ勝てないよ」とか
「あ~牛乳なんか飲んだらおなかピーピーになっちゃうよ」とか
おにぎり一つ買うのも「この間勝った時はこのおにぎり」とゲンを担ぐ
コンビニから既に戦いが始まってしまうのだ。

釣りが始まるとやはり最初に一匹釣った者が断然有利になるので
この間の記事のように車が釣り場に着くと一斉にポイントに散って
行くのである。
車の4枚のドアがほぼ同時に開いて中からとっつぁんが出て来る光景は
異様だが、その速さもまた尋常でない。

当然、人が釣った時は「やられたー!」で
人がバラした時は「ヨッシャー!」となる。

毎回、平均2時間程度のプライベートトーナメントは
バカらしくも最後の一投まで真剣におこなわれるのである。

そして・・・

勝負の結果
ペケの者が1位の者に缶コーヒーをおごる決まり。
それも「恐れ入りました」と頭を下げなければいけない。

2人の場合は単純なのだが
4人の場合は大変で1-0-0-0の一人勝ちは
缶コーヒー+120円X2。逆に1-2-2-2などは
一人負けで120円X3の出費となってしまう。
途中2-1-1-0ともなると2匹でトップの者はなんとかペケの者に
一匹釣らせて一人勝ちを狙うし、たとえ2位、3位でも
一匹釣ると釣らないでは貰いになるか払いになるか
最後の最後まで気を緩める事は出来ないのである。

たかが120円の勝負だが
コレが思いっきり釣りに集中出来て面白いのである。

この間の日曜、とっつぁん連中は父の日ということもあって
勝負は無し、次の日曜までお預けである。

今回は適当な写真が無いので
子供達の父の日のプレゼントをupする。
新しいケータイのストラップ。「うれし~!」






  

Posted by 麦わらのゾフィ at 23:58NON KEEPER