ナチュログ管理画面 バスフィッシング バスフィッシング 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2010年04月13日

其の400 ベイト革命(仮)

「スピニング革命」などと仰々しいタイトルで挑んだ
前回のキリ番「其の300」。
その時勢いで、次は「ベイト革命」だー、などとほざいてしまったのがいけなかった。

「其の400」は何か革命的な記事を書かなければと言うプレッシャーが付きまとい
更新が出来なくなってしまったのである・・・ん~これではイカン!

と言う事でここはサラリと流す事にしよう。テヘッ


しかしながら、何もやっていなかった訳ではなく、こんな実験をしていた。

『最近、新しいベイトリールのスプールはただ軽いだけでなく、
 「低慣性」をうたい文句に挙げている物をよくみかける。
 流行のベイトフィネスのニーズに対応しての戦略であろう。

 軽いルアーをより遠くに飛ばすにはスプールの立ち上がりの回転を
 より滑らかにする必要があり、その為にはスプール外周部の重量を
 軽くし、低慣性バランスにした方が良いのである。

 言われてみれば、なるほどと納得しちゃう訳であるが
 そんな最新のスペックを知らなかったC級釣り師の私は
 ついこの間まで、まったく逆の事を考えていた。

 それは、新たなブレーキシステムを考えていた過程で
 ベイトリールのバックラの原因の一つは
 スプールがキャスト直後に回り過ぎてしまう為で
 この回転立ち上がり時の回り過ぎを防ぎ
 逆にキャスト後半にはよく回って飛距離が伸びるようにする為には

 スプールの外周部を重くした高慣性のスプールが有効ではないかと!

 要するに外周部を重くし高慣性にすると、なかなか回り難いが
 一度回ってしまうと止まり難いというフライホイール効果が利用できると
 思っていたのである。』

 ・・・・・

前置きが長くなってしまったが、そんな実験をしてみたのである。

其の400 ベイト革命(仮)

使ったのはスプールとシャフトとが分離されている為、回り過ぎて困ってしまうイーオンプロ。

このスプールの外周に沿って鉛の針金を這わせ瞬間接着剤で固定
反対側にある遠心ブレーキも取っ払い同じように貼り付けた。
片側約2g、両側で約4gのウェイトを付けた事になる。

これを指ではじいて、何秒間回っているかをストップウォッチで測った。
はじく力は同じようにはじくが一定ではないので5回やって平均を出す。

まずはウェイト無し(遠心ブレーキも無し)

其の400 ベイト革命(仮)
23秒08
22秒61
22秒14
22秒51
22秒88・・・平均22秒64

次はウェイトリングを付けて高慣性にした物

其の400 ベイト革命(仮)
32秒29
29秒50
31秒72
29秒24
31秒05・・・平均30秒76

うぉー!これはかなりフライホイール効果が出ている。
早速、ワクワクしながら実際にキャストしてみた。




が、しかし!

其の400 ベイト革命(仮)
いきなり大バックラ!ガーン
(投げたのは3inスークロのノーシンカー)

見事に作戦は失敗に終わったのであった。

やはりスプールは低慣性の方が良いみたいであるテヘッ

・・・・・

作戦は失敗に終わったが、ついで「其の300」の時に思いついた
エアブレーキの効果も検証してみた。
と言ってもただ紙を切って貼り付けただけなのだが・・・

其の400 ベイト革命(仮)
14秒81
14秒07
14秒17
13秒70
14秒57・・・平均14秒26

うぉー!、これもかなり効果があるようであるが・・・
果たしてこれが遠心やマグネットを超える物になりうるだろうか?

無理だな!ニコニコ

・・・・・

[あとがき]
今回ブレーキシステムの事をいろいろ考えて思ったのだが
遠心にしろマグネットにしろ(DCはよく判らないが)最近はその調整方法を
簡単に出来るようにしたり、また超多段階に微調整が出来るようしたりして
購買意欲を引き出そうとしているようだが、そんなに細かくする事が
実際の釣行において有効なのであろうか?
それよりもどちらかと言うとメカニカルブレーキをもっと改良した方が良いのでは
ないだろうか。
メカブレーキってネジをカチッとワンクリックさせただけでも全然ブレーキの効きが
違ってくるので、もっと微調整が出来れば良いと思うし、逆にもっと雑に調整しても
ブレーキの効き方に違いが出ないように、調整の幅をもたせて欲しいとも思う。

大体、メカブレーキってどのメーカーもネジでスプールのシャフトを挟んで
板バネみたいのに当ててるだけであまりにも芸がないと思うのでありますニコニコ


サラリと済ますつもりが長くなってしまったようで
冴えない記事に最後までつき合わせてしまいスミマセンテヘッ



同じカテゴリー(Tackle)の記事画像
怪しい?羽根もの
バラシ対策で
フックの大きさは重要だよな
ケーブルフィッシャー
やるぜ!ハゼクラ
口が割れたおかげ?
同じカテゴリー(Tackle)の記事
 怪しい?羽根もの (2020-10-06 17:52)
 バラシ対策で (2020-06-13 21:45)
 フックの大きさは重要だよな (2019-10-16 20:34)
 ケーブルフィッシャー (2018-10-11 00:28)
 やるぜ!ハゼクラ (2018-09-20 22:57)
 口が割れたおかげ? (2018-06-09 14:25)
Posted by 麦わらのゾフィ at 23:28 │Tackle
この記事へのコメント
どもども。
何やら企んでいるようで。

フライホイール効果確かにありますよね。
ゾフィさんの考えていたことは逆というわけではないと思いますよ。
むしろ正しいのだと。
ただ、高慣性とやらは立ち上がりの点で軽いルアーには向かないというだけですよね。

実釣では、スプールとルアーの重さだけでなく、ラインの重さもありますからね、大遠投するとき後半急にブレーキが効きまくることってありません?あれは、ラインが出たことによる慣性力不足と私は思っていて、なるべく多くラインをまいておきたいのですが、トラブルが増えるし・・・と、悩みどころです。

まあこの辺のややこしさを家電系は解決してくれているのかな?とも思っていたりしますが、今はまだ買う気にはなれません・・・。
Posted by ライポウライポウ at 2010年04月14日 09:59
ライポウさん、どーもです。

ちょっと企んでいたのは事実なのですが
中途半端になってしまいました。
ラインの重さでキャスト後半にブレーキが効きまくると言う
経験は無い(いつもしょぼく巻いて使っているもので…汗)のですが
理屈はそう言う事ですよね!、高慣性スプールはあながち間違いではない訳か…
ライポウさんにそう言ってもらえると心強い限りです(^^V

軽いルアーに重いルアー、そして遠投なのかフリップなのか
あらゆる使い方に上手くマッチングさせるのは難しいことなのかも
しれませんね。
となるとやはり家電系?いやメカニカルブレーキかも!(笑


私も試してみたい気持ちは強いのですが、買う気にはなれません
家電系…(^^
Posted by ゾフィ at 2010年04月14日 13:49
コンクエストDCは初期のものを使用したことありますが、独特のフィーリングがありますね。
でも、持ち替えたとき、思ったより飛んでしまうため、距離あわせが難しかったです。
何本か使って釣りをするなら、全部DC化しないと、自分の中では釣りにならないです。

現在は、旧メタニウムMgをメインで使ってますが、ブレーキは一度セットすると、ほとんどいじること無いですね。
細かく設定できるのはありがたいのですが、ホントそんなに必要なのってきもしますね…
Posted by DEN at 2010年04月15日 20:26
DENさん、こんばんはー。

なるほど!自分みたいにほとんど一本だけ済ませている者にとっては
逆にDCは向いてるかもしれませんねー。
でも根本的に機械は強いのですが電気は苦手な自分です(笑

なんだかんだ言っても、ブレーキシステムに頼るのではなく
やっぱり親指を信じた方が良いのかもしれません(笑
Posted by ゾフィ at 2010年04月16日 21:09

削除
其の400 ベイト革命(仮)