2012年08月22日
其の780 ルアー回収機
2ヶ月ほど前、霞本湖で捨て網にルアーが引っ掛かりルアーキャッチャーで
回収できたのは良かったのだが、ルアーキャッチャーのラインがぶっち切れ
キャッチャー本体が逆にロストしてしまった。
その時から、何かもっと回収率のよいキャッチャーが出来ない物かと
ずっと考えていたのだが、ついに閃いた!

[ルアーキャッチャー(改)の作り方]
喜平タイプのチェーン 約80cm
0.9mmステンレスの軟線 約95cmを用意。
チェーンは耐荷重50kgと言う鉄製で1m300円位の物
ホームセンターで80cmに切ってもらった。
(小判タイプの物も買ってみたがコレは不向き)
チェーンのリングにステンレス線を通していく。
簡単そうだが以外に難しい、あらかじめチェーンにねじれが無いよう真っ直ぐに
置いておく事がコツだ。
全部貫通出来ても気を抜かないこと、うっかりするとスルリと抜けてしまう。
一方の端から針線を5cm程引き出し、チェーンリングの1個目と2個目の
繋ぎ目あたりにペンチを使って2~3周巻き付けて固定する、手を傷付けないよう
針金の先端はなるべく内側に潜らせるようにする。
片方が固定できたらチェーンを針金と一緒に引っ張るように真っ直ぐに伸ばし
こちら側も1個目と2個目のくびれている部分に2~3周巻き付けて固定する。
針金が長すぎる場合はカットする。
切れたルアーキャッチャーのラインにカラビナのような物を結びつけて完成。
私が使ったのは「かに環」と言うのだそうだ。
[使い方]
注:これから画像が12枚続きます。
まず根掛かったルアーのラインにチェーンを巻き付ける。
指3本位を一緒に巻くようにするとやりやすい。
輪っかの大きさはルアーが楽に通り抜ける位の大きさにする。
80cmで大体4周位巻けるがこの時平行巻きにせず、あえて雑に巻く。
二つある端っこの内ルアーに近い方の端のチェーンリングにルアー
キャッチャーのラインを輪っかをくぐらせてから繋ぐ。
平行巻きにしたりルアーから遠い方側の端にラインを繋ぐと、このように
延びて来てしまうので回収率が悪くなる、雑に巻くのはこれを防ぐ為だ。
ここからは通常通りロッドを高く持ち上げキャッチャーをルアーの鼻先まで
到達させて、ロッドを煽ると。
輪っかはルアーを乗り越えて奥まで進むのだ。
まあ、奥まで行ったかどうかは実際には見えないので、ラインテンションを
確認しながらの作業になるが、ここまで入ればほぼ100%回収出来るであろう。
ただし、ほぼ100%回収できるのはリアフックが根掛かりした場合のみ
問題なのはベリーのフックが根掛かった場合だ。
しかしながら、チェーンをこんな形にしてやると
時間は掛かるがかなりの確率でチェーンはリアフックを捉えるのだ。。
さらに、ボトムで根掛かった場合今までのタイプだとキャッチャーが
底に着いてしまうとそれ以上前進するのが困難であったが、コイツは
ラインを持ち上げればその分前進していくので、ボトムでの根掛りにも
強いのだ。
まあ、これはあくまで陸上での実験なのでなんとも言えないし
根がかりした位置がうんと離れていたらお話にならないのだが
仮に今までのタイプで50%回収出来たとするならば、コイツの
回収率は75%にはなっているのではないであろうか。
今後は現場での成果が出次第また報告する事にしたい。
追記:
前回、ルアーキャッチャー自身のラインが切れてしまったので
その対策として、100lb位のPEラインに替えようかと思っている。
でも値段がね~・・・
Posted by 麦わらのゾフィ at 23:28
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