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2008年09月24日

其の163 石膏型

またこれ? と

しつこく登場するスパイダースライドヘッド。
代用品として自作したぶらくりリグの性能テストもまだ出来ずにいるが
周りのとっつぁん連中の要望もあって鋳型を作って自作を試みた。

「スピナーベイトの作り方」などと検索し、いろいろな方のブログやHPを
参考に、初めての石膏型に挑戦した訳である。

其の163 石膏型
大型クラフト専門店へ石膏を買いに行ったら、ちょうど鋳造用耐火石膏
というのがあったので、それを購入。1キロ入りで715円だ。

石膏なんていじるのは幼稚園の時に手形を取った記憶があるぐらいで
今更、石膏のお世話になるとは思ってもみなかったのだが

とあるブログで型枠にオモチャのブロックを利用した記事を見た瞬間、
「これだ~!」と一気にイメージが広がり、ジグヘッドを自作するという
本来の目的よりどちらかと言うとブロックで石膏型を作ってみたくなった
と言う方が正直なところである。ニコニコ

でもって自作スモラバに引き続き、またまた試行錯誤の始まりである。

其の163 石膏型
まずはバレットシンカーとがまかつWORM34、それに0.8mmの
SUS線をアイにしてマスターを作った。
下が本物のスパイダースライドヘッド
本物はスイミング姿勢を保つ為かシンカー部が三角錐状になっているが
私の使い勝手は単純にカバーの中でのすり抜け性とワームのズレを
ガードする形が理想なので、あえて円錐形にした。

其の163 石膏型
ブロックを使う利点は型枠大きさが自由に出来る事なのだが
最大の利点はこのようにフックの部分をブロックの1段目と2段目の間に
挟む事によって水平に固定できる事だ。

其の163 石膏型
ブロックの底にプラ板を張り、アイの部分は太さがピッタリだったので
ヨウジを突っ込んだ。
離型剤は油ならサラダ油でもなんでもよいと言う事なので
手元にあったシリコンオイルを型枠内壁に塗った後
水の量、混ぜ方、攪拌時間を説明書通り正確に行った石膏を
正確にやらないとダメらしい!
マスターが半分隠れるまでを注入した。

其の163 石膏型
この後、乾燥させ完全に固まったら、固まった石膏の上面と
マスターの上半分さらにブロック内壁にもシリコンオイルを塗って
残り上半分に新たに作った石膏を注入する。

其の163 石膏型
一晩置いて、型をばらす。

其の163 石膏型
ここで問題発生。これは上側の型だがシリコンオイルを
塗り過ぎた為、オイルが溜まって巣が出来てしまった。
とりあえず石膏を詰めて補修。

其の163 石膏型
写真はヨウジが入っているが鋳込み時はクギを切って入れた。

其の163 石膏型
湯口と空気抜きの穴をカッターナイフで削り
エナメル線で固定した後、鉛をガスバーナーで溶かし
流し込む。

其の163 石膏型
型から外した所。

其の163 石膏型
湯口を取り表面のざらつきをヤスリで仕上げ完成。

とりあえず出来たが問題多数。

1.鋳込み前のフックをセットする時フックが型の外に
  出すぎている為、セッティングしづらい
2.離型剤を塗りすぎたためシンカー部のざらつきがひどい
3.まだ1個しか鋳込んでないのに石膏がくずれて
  角が既に無い。

そしてさらに重大欠点が・・・

其の163 石膏型

其の163 石膏型
WORM34はアイの部分しか鉛の中に入っていないので
SUS線で繋いであるので抜けはしないが左右に動いてしまう。
これは致命的だ。
こうならないようにするにはSUS線を繋ぐのではなく
フックのシャンクが長くアイがそのままジグヘッドのアイになるような
一体物のフックを使わないとダメである。

そういう形のフックがないものかと針メーカーなどを探しているのだが
今の所見つかっていない。

フックは今後も探すとして
その他の問題点クリアするように現在2号型を製作中だ。

自作ジグヘッドが物になるかどうかは?だが、

石膏いじりはけっこう楽しい!ニコニコ
  

PS:
どなたかそんな針、手に入る所知りませんか?


















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Posted by 麦わらのゾフィ at 23:28 │NON KEEPER
この記事へのコメント
こんにちは

型について色々書いていましたが
途中で消して書き直しています。


フックは分かりませんが、型の製作・問題点については
かなりお答え出来ますので
どうしてもの時は聞いてください。

実験、楽しみにしています。
Posted by 中Z at 2008年09月25日 13:32
中Zさん、こんにちは。

お言葉に甘え、質問しちゃいます!

2号型は、キレイに出来上がり明日あたりに
鋳込みをするつもりですが、石膏があまりに
もろくて、10個も鋳込んだらボロボロに
なっちゃいそうな感じがします。

専門的には耐火コーティングみたいなものが
あるようですが、簡単に型を長持ちさせるような
手段があるでしょうか?また型が長持ちするような
石膏以外の素材があるのでしょうか?

よろしくお願いします。
Posted by 麦わらのゾフィ at 2008年09月25日 18:10
ゾフィさん今晩は

耐火セッコウを長持ちさせるには
ずばり「焼成」です。

電気炉、ガス炉などで焼くと強度が増します。
簡単に言えば陶器を焼くのと同じと思えば良いです。

他には、モルタルで作るとか、マフラー修正用の
パテなんかも良いと思います。


ただセッコウ、モルタル等水を使う型は水分を飛ばさないと
水蒸気爆発を起こす危険性があるので注意してください。




焼成を簡単にするには焚き火にでもくべることかな?
セッコウも熱膨張はしますので急激にさますと
ひび割れます。
Posted by 中Z at 2008年09月25日 23:02
中Zさん、さっそくありがとうございます。

私、今目が輝いています(笑
何故かと言うと会社に電気炉があるのです!

何度ぐらいでどのくらいやれば良いのでしょうか?
度々、すいませんがよろしくお願いします。
Posted by 麦わらのゾフィ麦わらのゾフィ at 2008年09月25日 23:36
はじめまして。
焼き入れの温度や時間は詳しくわからないのですが、自分はオーブンやレンジやストーブなんかを使ってます。

ジグフックなら埼玉県の羽生にある渡辺釣具店に大量に置いてありました。
Posted by タキ at 2009年03月10日 15:12
タキさん、コメントありがとうございます。
石膏型は一度試しに電気炉でトライしたのですが
からっからに乾いちゃって、逆にもろくなってしまいました。
私の使ったハイストーンという素材は焼成しなくてもよい
石膏なのかもしれません。
いろいろ調べた結果、次は耐熱シリコンでやってみようと
思っています。

そして渡辺釣具店とはあのロッドビルダーのお店ですね!
明日にでも早速希望の形のフックがあるか聞いてみる事に
します。
貴重な情報ありがとうございます。
Posted by 麦わらのゾフィ at 2009年03月10日 22:37
>2009年03月10日 22:37
>麦わらのゾフィさん
自分も詳しくはわからないのですが、水気を飛ばす程度で使ってます。
型取り用のシリコンなら埼玉県、幸手市のジョイフル2・クラフトコーナーにありますよ(^-^)
型に関する本から、見本品まで置いてあるので勉強になりました。
Posted by タキ at 2009年03月11日 16:00
タキさん、こんばんは。

今日、渡辺釣具へ電話して聞いたのですが
残念ながら希望の形のフックはありませんでした。
まあ、見つかるまでは自作で間に合わせる事にします。
でも、うらしま堂はメイキング用品が豊富らしいので
ついでがあったら寄ってみたいです。
Posted by 麦わらのゾフィ at 2009年03月12日 21:58

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其の163 石膏型