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2010年05月20日

其の417 ポークの秘密

先週の釣行時に起きたある事件が気に掛かり
ウェキペディアで調べてみた。

[ラード]
[油脂]
[脂肪酸]
[不飽和脂肪酸]
[魚油]
[パルミチン酸]
[界面活性剤]

こんな事を調べたのだが
アングラーの視点でみると色々と面白い。

・・・・・

・・・魚に限らず、人を含めた動物は脂肪をエネルギーの源として
利用していて、生きていく為には必要不可欠な栄養素である。・・・

・・・脂肪の成分である脂肪酸の内、不飽和脂肪酸なるものは
体内で生合成する事が出来ず、もっぱらそれを生合成できる植物や菌類
あるいは不飽和脂肪酸を蓄積した動物を食する事によって得ている。・・・

・・・魚類は他の動物から比べると不飽和脂肪酸が多く蓄積されていて
これは特に寒冷地に生息する魚類にとっては欠かす事の出来ない
栄養素である。・・・

・・・魚油の主成分である飽和脂肪酸のパルミチン酸はラードや
ヘットにも多く含まれ、これは界面活性剤としてよく用いられる。
界面活性剤とは簡単に言うと油を水になじませる成分である。・・・

・・・・・などなど



このような事が果たして、いつも私たちがお世話になっている
バスやシーバス、それに鯰や雷魚などのフィッシュイーターに
どれほど当てはまるか定かでないが、彼らが腹を空かせて
捕食行動に入る時、当然ただ動く物を喰っている訳ではなく、
こいつは喰えるのか喰えないのか、旨いのか旨くないのか
危険なのかそうでないのかの判断を何処かでしているはずである。

リアクションバイトと言うルアーフィッシング特有のバイトは
別として、単に食性に訴える何らかの要因があるとしたら

これか!?

と思ったのである。

「脂肪酸!」

ここからは単に私の空論になるのだが・・・

フィッシュイーターなる彼らが視覚や聴覚などの五感をもって
エサとなる物を認識しようとする時、どちらかと言うと
嗅覚に似たもので脂肪酸の有る無しを判断しているのではないだろうか

私は水の中に臭いがあるとは思えないが、魚には間違いなく鼻がある。
その鼻が臭いではなく脂肪酸のような物質を捉える器官だとしても
不思議は無い。

よくサメが血の臭いを嗅ぎ付けて集まってくるなんて話があるが
あれは血の中に含まれる脂肪酸が発散して呼び寄せるのではないだろうか?

そして普通、魚の表面はヌルヌルの体液で覆われていて
その体液の成分が脂肪酸であるとすれば(←ココ重要!いろいろ調べたが
ヌルヌルの成分が脂肪酸であるとは確認できなかったテヘッ
これが彼らがエサか否かを判断する決め手になっているのでは?と思うのである。

・・・・・

先週の釣行時に起きた事件とは、無造作に投げ入れたハムに
いきなりバスが喰い付いた事であるのだが、どうしてもただ単に
バスが落ちてきた何かに喰い付いたとは思えないのだ。

ハムが水面に触れた瞬間、パルミチン酸の界面活性剤作用で
瞬時にあたり一面に溶け込んだ不飽和脂肪酸の臭い?が
バスの食性の本能の部分に訴えたのでは!と思うのである。

・・・・・

其の417 ポークの秘密

コレは昨日スーパーの肉売り場からタダでもらってきたモッコリ
あッ!いや、牛脂だ。
(本当はラードを買いに行ったのだがタダに負けた)
とりあえず次回釣行でプラグやワームに塗って実験してみるのだ。

・・・・・

そうそう、ポークの秘密であるが
私は今までラバージグのトレーラーとしてポークを使った事が無いので、
威力のほどは知らないが、普通ポークを付ける理由として挙げられるのが
そのテロテロ感がイイと言われるように水中での艶めかしい動きと
ザリガニをイミテートしたシルエットであろう。

でも本当にそうなのであろうか?
こんなふうに書いたらポーク使いの人に怒られてしまうかもしれないが

実はポーク自体に含まれる脂肪酸が効いているのではないだろうか?
最初のうちは釣れたけど脂肪酸が溶け出した後は釣れなくなった、
と言う事は無かっただろうか?・・・


最近、河口湖のキャリルでは、ワーム禁止の代替品として置いてあるポークが
バカ売れしているらしい。
ポークのスプリットショットリグがよく釣れると言う話だ・・・。






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Posted by 麦わらのゾフィ at 23:28 │C級理論
この記事へのコメント
なんだか面白そうな実験しようとしてますねぇ。
ものすごく興味深いです。
それにしてもよく色々考え付きますね。
僕は漠然と釣りしてるので、それが釣れない証なんだと今更ながら気付きました(笑
Posted by zenzozenzo at 2010年05月20日 23:52
面白いです!3回読み返しました!
そんな切り口でバスのバイトを考えたことなかった(考えつかない)です。

今後の実験が非常に楽しみです♪
今まで構築したバス理論が崩壊するかもしれませんね!
Posted by at 2010年05月21日 08:39
初めましてっ( ゚∀゚)o彡°
いつも興味深い記事で楽しませてもらってます。
なるほど、匂いですかぁ。
ガルプなんか匂い凄いですもんねぇ。

そういえば、昔の釣り雑誌でイカの切り身vsワーム(両方ダウンショット)でどちらが多くバスを釣れるのかって企画を見た覚えがあります。
結果はワームの勝ち!海の生き物の匂いでは駄目って事ですかね?

あ、私も釣りのブログをやっているのでよかったら遊びに来て下さい!
リンクの許可頂けると嬉しいですっ( `・ω・´)ノ
Posted by ヒゲ at 2010年05月21日 09:31
こんにちは!

これはとても興味深い実験ですね。
自分はバスは寄せ餌に寄って来ない魚、イコール鼻が効かない魚だと思っていたので結果が楽しみです(^_^)
Posted by satomaro at 2010年05月21日 13:25
zennzoさん、こんにちは。

いえいえ、zenzoさんだって、あーでもないこーでもないと
やっているはず。だって釣りはそこが面白い訳ですから。

もし実験が大成功して、ラードや牛脂を塗れば爆釣なんて事にでも
なろうものなら、釣りが面白くなくなっちゃいます!(笑
Posted by ゾフィ at 2010年05月21日 15:12
缶さん、どうも!

うれしいコメントありがとうございます。
波動でもない、アクションでもない、
音でもカラーでも味でも臭いでもない
何かがあると思うのです!

でも、まさかね~???(笑
Posted by ゾフィ at 2010年05月21日 15:35
ヒゲさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ガルプ!釣れませんねー
人はだいぶ釣れたようですが(笑

でもガルプのうたい文句にある「400倍の集魚力」ってーのは
きっと界面活性剤が入っているのだと思っています。

私は昔、ストレートワーム似のグミで試した事があるのですが
バスはフルーツ味やコーラ味が好みではなかったようです。
 イカはきっと脂肪分が少なかったから負けてしまったのではないでしょうか(^^

リンクの件喜んで!私もお気に入りに登録させていただきますネ
これからもヨロシクお願いします(^^ゝ
Posted by ゾフィ at 2010年05月21日 16:04
satomaroさん、こんにちは。

どうしよう!釣れちゃったら。
なんかドキドキしてきましたー(笑

今度寄せ餌を作る時、ぜひラードを少し
入れてみて下さい!
Posted by ゾフィ at 2010年05月21日 16:15
ども
また何やら楽しそうなこと企んでますね。
魚の鼻は確かに臭いというか味というか何かを感じているんですよね。
集中に臭いがあるとは思えませんので、イメージ的には味?

さてさて今後の展開が楽しみです!
Posted by ライポウライポウ at 2010年05月21日 16:23
こんちわ~

僕の恥ずかしい記事を紹介していただきありがとうございます~

脂肪が・・・と言うのは全く考えてもいなかったので今後の展開がもの凄くきになる記事でした。

ってか・・・僕はワームをマッコリに浸けたらどうなるのか??

こちらの方が気になってしまいます。

マッコリの独特な匂いがバスに効くとか・・・

でも、これで釣れたらバスは酔っ払って引きが弱くなりそうですが・・・
Posted by ゆま at 2010年05月21日 17:25
麦わらのゾフィさん、こんばんわ!

このような壮大な記事とは予想しませんでした(汗)
(リンク、ありがとうございます)

実験結果、楽しみにしてます!!
Posted by nanarinanari at 2010年05月21日 20:52
ライポウさん、どうも。

釣りはこうやっていろいろ考えて
工夫したりする所が面白い訳ですが
いつも失敗に終わっちゃうんですよねー(笑

味はきっと口の中に入ってから感じていると思うので
、やっぱり鼻で脂を感じているのかと!違うかな~?
Posted by 麦わらのゾフィ at 2010年05月22日 10:00
ゆまさん、こんにちは。

勝手にリンクすみません。
でもやっぱモッコリ最高~です(笑

以前、イモグラブを焼酎漬けにしたの覚えていますか?
あれ、最近使ったのですが反応が無いんですよ。
でもマッコリはあのすっぱさが効くかもしれませんね!
Posted by 麦わらのゾフィ at 2010年05月22日 10:09
nanariさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

この実験がたとえ失敗しても、ポーク+スプリットは
効目がありそうなので、絶対やってみようと思ってます。(^^V
Posted by 麦わらのゾフィ at 2010年05月22日 10:12
こんばんは!

亀レスすみません(^^;)

面白いですねぇ~♪

脂肪が魚に効くか効かないか・・・非常に興味あります!

ただ、僕なりんい考えてみるとですね、豚と牛では脂肪の
融解温度に差があるので、その辺りも関係してくるんじゃない
でしょうか?

もう一つは固有振動数が関係してくるのかな?


こういう切り口・・・・好きです♪
Posted by 番長 at 2010年07月21日 00:13
番長さん、お久し振りです♪

偶然ですが海の日の月曜日、道すがら番長さんが
「そこはウチのすぐ近くです!」って言うコメントを
いただいたのを思い出しておりました。

そうです、アンモナイトセンターへ次男と二人で
体験発掘へ行って来たのです。

が!しかし!

なんと体験発掘は基本土日しかやっていないと言う事で
体験できませんでした。
ネットで前もってアクセスや受付時間などは
完璧に調べたはずだったのですがねー(大汗

やむなく帰りに海水浴(勿来海岸)してやりました。
海パン×2、ゴーグル、日焼け止め、合計6000円越えは
チョット痛かったですけど(笑

そうそうすいません、脂肪の件ですが
あのあと、何度となく牛脂をプラグやワームに塗って
トライしたのですが、反応が無かったので諦めていましたが
ラードではまだ試していないんですよ。もしかすると・・・

ブログネタは、よりアカデミック?にを目指していますが
なかなか難しいですねー。でもこのようなコメントをいただけると
またファイトが沸いて来ます!
Posted by ゾフィ at 2010年07月21日 09:52
たびたび・・・・

なんと!!!すぐ近くまでいらしてたんですね!!

発掘は残念でしたね・・・・

脂肪酸、もしくはアミノ酸シグナルの種類にもよるのでは
ないでしょうか?

アカデミックなブログ!楽しみにしております!
Posted by 番長 at 2010年07月21日 13:18
番長さん、おはようございます。

アミノ酸シグナル…(勉強中)…なるほど!
だんだんガルプ汁みたいになってきそうです(笑
Posted by ゾフィ at 2010年07月23日 08:18

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