其の301 エピローグ
来るぞ来るぞ
と、待ちわびていたのだが、とうとう来なかった。
何が来なかったかと言うと
「このスピニングリールの構造についてお話したい事があるのですが…」
と言う有名メーカーからのオファーが来なかったのだ。
今回の改造を公開するにあたり、たまたま目に止まった
「ベールアームは世界を回る」と言う本を読んだのだが
それによるとスプールは回転せずレシプロ運動だけ、
そしてベールアームが回転してラインを巻き取るという
スピニングリールは1905年頃開発されていて、驚くべきかな
その基本構造は100年経った今でもまったく変わっていないのだ。
確かに変わらないと言う事はその形が既に完成形であるからに
他ならないのではあるが、どうなんであろう?こういう所が使い辛い
と言う点がある限り開発の余地があると思うのである・・・
10年20年後、私の孫らがベールアームが固定のスピニングリールで
釣りを楽しんでる姿を想像しながら、今回の
「スピニング革命」の
お話を終えたいと思う。
・・・・・
終えようと思ったがもう一つ妄想を、
ベイトリールにおけるブレーキシステムに関する事なのだが
新しいブレーキシステムを思い付いたのだ。
その名はエアーブレーキシステム。
まだイメージしかないのだが、スプールの両側に
水車のような羽根が付いていて、
高回転時には高トルク、低回転時には低トルクのブレーキが
自然にかかる調整不要の夢のようなブレーキシステムなのだ。
そうだ次回400回記念版は懲りずに「ベイト革命」で行ってみようか?
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