其の299 プロローグ

麦わらのゾフィ

2009年08月07日 23:28

20年くらい前、私がバス釣りを始めてから数年は
スピニングリールしか使わなかった。
いや、ベイトリールが使えなかった、と言った方が正しい。

しかし、ベイトリールのカッコ良さに憧れ、使えるようになってからは
海の小物釣りやシーバス釣りにスピニングを持ち出す程度で
バス釣りにおいては、今でもほぼ100%ベイトを使っている。

スピニングを使わなくなった理由は、アシ撃ちやハードルアーによる
フィッシングスタイルがずっと続いているからなのだが、感覚がベイトに
慣れてしまっていて、まれにスピニングを使うと自分でもビックリするほど
面倒臭く感じるのだ。
あのベール操作がわずらわしくてならないのである。

ベ-ルをいちいち起こす操作もさる事ながら、人差し指でラインを掴む為に
ラインローラーを上部に持って来なければならないのがガンなのだ。

初心者にスピニングリールの使い方を教えると、ラインローラーを上に
持って来たいのだが、ルアーや仕掛けが既にトップガイドまで来てしまっていて、
ハンドルがそれ以上回らなくなるといった状況が必ずと言っていいほど起こる。

ようするにラインローラーの位置とルアーなどの垂らしの長さは相対関係があって
どんなにベテランであってもその関係はキャストのたびに気を使わなければ
ならないのだ。

元来、せっかちな私はそれがわずらわしくてならない。
ラインローラーの位置を気にせず、ただ単に垂らしの長さだけを見て
巻き取る事が出来ればどんなに楽だろうと思うのである。


スピニング革命実験機2号


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