ピーキー(Peaky)とは
自動車などのエンジンやハンドリング、タイヤなどの特性を
表現する形容詞の一つで、
「挙動が神経質であり、ある限定的な範囲では非常に高い
性能を発揮するが、その範囲以外では、操作性が低い」
と言うような場合に使われる言葉である。(ウィキペディアより)
私はそのピーキーと言う言葉を今の今まで一度も聞いた事が無かった。
(ジジィだから?)
この方の記事を見るまでは・・・
その記事の中でピーキーと言われたリール。
そう、ABU EONだ。
なるほどピーキー、まさにピーキー
そのピーキーさ所以にお蔵入りになっていたEONであるが
そのお方の記事のおかげで、深い眠りから目覚める事になったのである。
私のEONがお蔵入りになった理由が二つあって、その一つが
フライングアーム式(?)のブレーキシューの立ち上がり(動き)悪い為
遠心ブレーキが効かない事なのだ。・・・その事がバックラの主たる
原因だと思っていた。
その当時はコレは設計ミスだとあきらめていたのだが、その記事によると
ブレーキシューの出来が悪い為に動きが悪く、それをヤスリがけする事で
復活する可能性があるようなのだ。
私の写真では判らないが、
その方の画像で判るように、ブレーキシューは
確かに樹脂成型の品質が悪く、パーティーションのズレが大きく段差が激しい。
特に上の写真の黄色の部分が段差のせいで動きが悪く、ここをヤスリで
ガリガリ削った訳である。
(赤線部は当時ブレーキ抵抗を上げようとナイフで荒らした跡)
チューンナップ後スプールをはじいてみる。
チューンナップ前は1~2個しか立ち上がらなかったブレーキシューが、
お~!完璧に全部立ち上がるようになったではないか。
復活!!!?である。
と言う訳で、本日の小貝川釣行はこのテスト。
(相変わらずのテストのみ)
遠心ブレーキが完全に効いてる様で、キャストすると「ギュイーン!」と
今まで聞いた事の無いブレーキシューがこすれる音?がする。
メカブレーキをやや強めにしておいてもかなりの飛びでイイ感じ。
でもフルキャストしたらやっぱり思いっきりバックラ。
ピーキーさはあまり変わらない?が、使い勝手はかなり良くなったようだ。
そして冒頭の写真にあるようにEONにセットしたのは
フェンウィックのエリート。
私がこのエリートを買った時には、EONは既にお蔵入りになっていたので
今回が初顔合わせ。・・・なのに
やけにお似合い。リールシートの柄とおんなじである。
「イイんでないの~」
しばらくこのセットでしばらく使ってみようと思う。
お蔵入りになった理由のもう一つを確認する意味でも。
もう一つの理由とはスプールの外側の淵とフレームの間に
ラインが噛んでしまいキャスト中にラインが切れてしまう事がまれにあるのである。
バックラが少なくなれば解消されると思っているのだが・・・