私の住んでいる、寅さんや両さんでおなじみの葛飾区は
東に江戸川、西は荒川に挟まれ、そのほぼ真ん中を中川が流れている。
その中川は権現堂や幸手放水路といったバスのメジャーフィールドが
上流部にはあるものの、ここ葛飾まで下流となるとなかなか
釣れると言う情報はほとんど無い。
でも直ぐ近くには有名な花畑運河が有り、中川とは水門一つで繋がっていて
この水門は普段はほとんど開きっぱなしなので、ここらの中川で釣れても
まったくおかしくないはずなのだ。
(フッコクラスのシーバスは上がってくるらしい)
でも子供の頃から中川を見て育ってきている私にとって、どうも汚い川と言うイメージが強く
地元を流れる中川では今までバスロッドを振った事は一度もなかった。
(中川の中流域とでも言おうか、松伏、三郷、八潮方面では昔、何匹か釣ったことがある。)
しかし最近、このあたりの土手道を仕事で毎日通っている私の弟から
今年は手長エビを釣っている人が多かったという情報を聞かされた。
え?手長エビ!
このあたりの中川はほとんどが護岸整備されてポイント的にはまるでプアーなのだが
弟が教えてくれたその手長エビポイントを車で注意深く見ながら通ってみると
なるほど、今まで気にも留めていなかったので気付かなかったがそれなりの
ストラクチャーがあるのだ。
という訳で15日の土曜の朝、一瞬のスキ?をついて竿を振ってきました。
川底のほとんどはヘドロのはずですが、こんな砂地があったなんてオドロキです。
ネストにだって成り得ます。
葦やらクイやら、とてもおいしそうです。
昔、もう少し上流の水門で、雪の降る3月にトップに40upが出た
なんて話を聞いたことがあります。
生活排水が出る水門はいくらかでも水温が高いはずです。
そしてなによりビックリしたのは水が意外にきれいです!
川底にある石の上にゆらめく私のスワンプタテネコが見えますか?
なるほどこれじゃあ手長エビが釣れる訳です。
(それでも私はここの手長エビを食べる気はしません!が)
この日30分ほど、竿は振ったものの当然バイトが有った訳でもないのですが
来年、手長エビが釣れ出す6月ごろまで楽しみをとっておこうと思ったのでありました。
オシマイ!(・・・釣れなかったので)