2週間くらい前だっただろうか
とっつぁん軍団といつもの水路へ行った時
帰りがけに本湖の土手を走っていると
バサーが二人、汗だくで歩いていた
車の窓を開け「どうですか、出ましたか?」と聞くと
前を歩いていた人は「まあ。」と、笑ってごまかした。
後ろを歩く人に視線を向けるとその人は「釣れましたヨ。」と
・・・・・
ただそれだけの会話ですれ違っただけなのだが
私にとってはちょっとオーバーだが衝撃的な返事だった。
普通、このあたりで「どうですか?」と声をかけると8割の人が
「ダメですねー」で残り2割が1匹か2匹という返事が返ってくる。
釣れても「ダメですねー」とごまかす人は何人か居るかもしれないが
「釣れましたヨ」なんて返事は今まで聞いた事が無い。
彼らはいったいどこでどれだけ釣ったのだろうか?
シャーロックホームズばり?の私の推理からすると
二人の出で立ち、疲れた中にも満足げな笑顔、そして二人の返事。
間違いなく彼らはいい釣りをしている。
でもどこで釣ったのだろうか?
この先に小さなドックがあるがその辺りであろうか
他にこれといったストラクチャーは無く、
細い土手道には駐車スペースが無い為、遠くに車を止めて
わざわざここまで歩い入るだけの価値のあるポイントなのだろうか?
・・・・・
そんな理由があって家に帰ってからパソコンで湖沼図を調べた。
この湖沼図がそのあたりのものだ。
彼らがここで釣ったかどうかは定かでないが
ここは霞では極めてめずらしく2~2.5mラインが岸から近い。
霞のドックは通常立ち入り禁止なのでドックの岸壁以外の
オカッパリでは2.5mラインまではなかなか届かないのだ。
果たして私の持ち合わせのタックルとヘタクソなキャスティングで
2.5mラインまで届くのだろうか?それを確認する為に
昨日一人で行って来た。(とっつぁん軍団の他の3人は皆帰省中だ)
ロッドは6.6フィート、昔使っていたスミスのシリウス
リールは例のインフィート月下美人にラインはPE8ポンド
これにジャンボグラブの1/4オンスジグヘッドリグ。
えいや~!飛んでけ~・・・ジュボ!
届いた~!!!とりあえずドック外側の岸壁まで届いた。
2mラインだ。これならシンカーを重めにするか5インチセンコー
なんかにすれば2.5mラインまで届くゾ。
でも届いただけで残念ながらバスからの反応は無かった。。。
もう一つ判った事がある。ここの底がコンクリート護岸の破片が
沖の方まで沈んでいるようなのである。
想像に過ぎないが彼らはここで釣ったに違いない。
私はこんな状況での経験がまるで無い為に
これ以上のバリエーションは試せなかったが
2.5mのかけ上がりと硬い底質は今後再度
試すだけの価値はあると思った。
空を見上げると雲が魚に見えたので
ルアーを鼻っ面に置いてみたが
喰わなかった。