2010年12月4日(土) タイフーン忘年会トーナメント
霞ヶ浦州の野原、タイフーン前、参加24チームがスタートの合図を待つ。
天気は快晴、気温も水温も平年より高く
時々ワカサギのような小魚が跳ねたりしてるので
状況は一見良さそうなのだが、何と言っても問題は前日の大雨
いかに濁りが少ない所を探せるかが鍵だ。
スタート前、ゾフィチームの作戦はこうだった。
まず州の野原の出口である妙技水道をやり、その後本湖が荒れていなければ
一気に土浦方面へ行き、花室、備前、桜川、境川のそれぞれの河口を流し、
メインは石田水門から沖宿の水門やジャカゴ周りで勝負をするというものだった。
沖宿をメインに選んだのは、このあたりにはワカサギ釣り師で賑っている事を
事前のチェックで確認していて、ワカサギが回遊に合わせてバスも付近のジャカゴに
潜んで居るはずと読んだのである。
午前7時半スタートフィッシング
妙技水道はバサクラ初日に川口プロが朝3本上げた場所だけに期待が膨らむが
予想以上に濁りがきつく気配がない。30分程で見切りをつけ移動する。
この時点で既に私の今回一番の秘密兵器だったサビキリグを杭に引っ掛けロスト
このリグの最大の欠点、リグるのが面倒な為、本日は早々に以上!となる
そして本湖の状況は風が2mほどあるが湖面はわりと穏やかだったので
土浦行きに決定、しかしこの決定が後で仇となろうとはその時は知る由もなかった。
バウを土浦に向け30分程カッ飛び、最初のポイントである花室川河口に8時半着
着いてみてビックリ、水がそれほど濁っていない、妙技水道と比べると雲泥の差だったのだ。
後から考えるとこの水色に騙された。
バイトも無いまま、ついつい花室周辺で長居をしてしまったのである。
花室を後にし桜川河口のマルトボート沖に付いたのが9時半、しかし
ポイントにレンタルボートが3艇浮いていたので何もやらずにスルー、
ワカサギ釣りで賑わう境川の河口を30分程クランクとネコリグで探るが
ノーバイト、しかしここまでは想定内でここからが本命の石田~沖宿である。
が、ここで問題発生。
境川で釣っている時はまったく感じなかったのだが、石田へ移動すると
急に風が強くなり出した。予報では風速が5mになるという事だったが
間違いなくそれ以上の風が急に吹いのだ。
沖宿の護岸ではワカサギ釣り師がいっぱい居て、予定ではここで勝負を
かけるはずであったが、風と波が強くなってそれどころではない、
今帰らないと帰れなくなる。
午前10時、メインエリアを目の前にしてエレキを降ろすことなく帰途へつく事に。
しかし時既に遅しで帰途はかなりヤバかった。
帰途に着く直前カッパの上着だけ着たのだが甘かった
最初の内はたまに水しぶきが掛かる程度であったのだが
途中から毎回波をかぶり、1時間ほどかけてやっと州の野原に戻った時は
パンツまでずぶぬれの状態であった。
時間はまだ11時であったが既に戦力が喪失、それでも一匹は釣りたい
という思いで新利根に入ったがもちろん新利根もコーヒー牛乳状態
オーバーハングの奥の奥や矢板の中などバスが身を潜めていそうな所を
撃ち続けたが、結局一度のバイトさえも得ることは出来ずに今年もまた
ノーフィッシュに終わったのである。(案の定!)
前日の大雨と予想以上の強風で他のチームも苦戦を強いられ
24チーム中、魚を持ってきたのはわずか10チームのみ
11位タイとはそういう訳なのである・・・