其の468 狙った獲物は

麦わらのゾフィ

2010年10月05日 23:28

10月2日(土)

ピンポイントの日程で計画していたハゼ釣りが
三男の発熱騒ぎ中止延期となり、まあしょうがないねーと
諦めていたのだが、午後になって三男の熱も下がり、薬のせいか爆睡中。

天気も良いのにモンモンとしていた私は、午後3時というギリギリの時間帯
を見計らって、次男と近所のMM公園に釣りに行く許可をカミさんから得た。

ヨシャー!

狙った獲物はタナゴ。

以前よりここMM公園はタナゴ釣りのポイントとして有名であるが
今まであまり興味が無かった?ので、見て見ぬ振りをして来た。

ところが最近、次男が「タナゴ、釣ってみたい」と言い出し、

『えっ、タナゴ?! いいね~ 』と
息子の一言で逆にこっちが火を付けられたカッコウである。

タナゴ釣りは繊細で趣のある道具を使う事ぐらいしか知らないのだが
タナゴ釣り師のそれを横目で見るとあの短竿にシモリ仕掛けが
いかにもって感じでカッコいいな~と思っていた。

まあいずれ、そんな道具は用意するとして、とりあえず手持ちの
グラスの短竿(昔、室内釣り堀で使ってた奴)に玉浮き仕掛け、
エサは何が良いか釣具屋のおばちゃんに聞くと赤虫がいいというので
それを買って、夏前に下見をしておいたポイントへ向かった。

まずは息子のタックルをレクチャーしながら用意し、早速釣り開始。
すると第一投目から玉浮きがクンクンするアタリがあり、いとも簡単に
釣れてしまった。

その後も入れ掛かりになり、二人で30匹ほど釣れたのである。

が、しかし・・・

釣れた魚にはどこかで見たことがあるような縞々模様が!

釣った魚、実は

ぜーんぶギル!形はタナゴに極めて似てるんだけどね・・・

すぐ隣でやっていた常連さんも「今日はギルばっかりだなー」と言いつつ
ポツリポツリと本命を上げている。

結局1時間半ほどやったが我々には本命を獲ることは出来なかった。

・・・・・

「旦那さん、エサは赤虫ですか?」と、その常連さんが話しかけてきた。

旦那さん?!ってオレのこと?
そんな呼ばれ方は初めてだったのでちょっとびっくりしたが
なんかコレもタナゴ釣り師的な言い回しなのかと勝手に解釈
「粋だね~」なんて思ったりした。

その常連さんはとても親切な方で、いろいろな事を教わった。

ココでは赤虫はダメで断然練り餌のほうが良いこと、その成分や作り方
そしてシモリの作り方。
シモリ仕掛けは出来合いの物が売られているが、エポキシに蛍光塗料を混ぜ
それを道糸に直接絡めるというやり方で簡単に出来るのだそうだ。

う~む、コレは楽しそうだ。


息子も最後の最後まで本命を狙っていて、「帰るぞー」の言葉に
悔しがってはいたが、釣り味だけは十分楽しめたので満足していた。

「〇っくん、お父さんタナゴの釣り方よーく聞いといたから、次は絶対釣ろうな!」
と二人でリベンジを誓ったのであった。オシマイ




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