其の785 究極な釣り④

麦わらのゾフィ

2012年09月03日 23:28

[味付け編]



最近、「究極な釣り」などと称してアホな実験を繰り返しているが
魚が餌なる物を口にした時、せっかく捕らえたその獲物を逃がすまいと
普通なら口をしっかり閉じたままにしておくはずである。そうであれば
針が無くても釣り上げる事ができるのでは?という考えの下、実験を
続けているが、結果は惜しい所まで行くのだが最後はルアーを離してしまい
水揚げまでに至っていない(カエルは釣れたけど)。

魚は口にしたものが餌ではないと何か違和感を感じて離してしまう訳で
もしこれが絶対に餌だと確信させる事が出来たなら可能性は上がるはずである。

実験ではルアーに金属的な違和感を与えないようにとチューブワームを使って
シンカーを覆ったり、また魚がルアーを咥えてからそのルアーが生きていて
逃げようとする動き(様々な動きのラインテンションを加える)を与えてみたり
したのだが、その効果が出る事は無かったのである。


で、次なる作戦は・・・味!


ここで味付けとしてガルプ汁やイカ原油を使っても良いのだが
それでは少し芸が足りないのでC級理論に基づきこの二つで試してみる事に。

一つ目は、タンパク質味。
小魚やエビ類などライブベイトの主成分のうち60~90%は水分で
次に多いのがタンパク質であると言う事である。
そしてタンパク質は数種類のアミノ酸で作られているが
その中で最も多いのがグルタミン酸なのだそうだ。

グルタミン酸と言えばご存知コレ!


タンパク質の味が果たして味の素の味なのかは怪しいところであるが
成分的には正解のはずだ。

そして二つ目は前記事で書いた血の味だ。
しかし血の味=鉄の味=錆の味とは言い切れないので念の為、
工場に転がっていた鉄の塊に付いた赤錆をペーパーで落とし
舐めてみようと思ったが・・・



くぅ~!怖くて舐めらねぇ~!!!


味見はちょっと勘弁してもらい、剣山の上でワームをゴロゴロして穴を明け
その後袋に入れてモミモミした。


真っ白のグラブがこんな具合に!


と言う訳で二つの味付きを用意した。

一昨日の土曜、これらを持っていつもの野池に行き
早速針無しリグで試してみたのだが、結果はあっけなかった。

グルタミン酸味、3バイト3バラシ。
錆味、4バイト4バラシ。

タイソウな準備で妄想は膨らんだが結果は同じ。
やっぱりバスは違和感を感じるのか全部吐き出してしまったのであった。

ダメか!?




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