其の510 ウエイト設定

麦わらのゾフィ

2011年01月20日 23:28

製作中のハンドメミノー
ウエイトルームの彫りが終わりいよいよ接着なのだが
ウエイトを何gにするか決めなければならない。

イメージでは6mmマルのタングステン球を固定側に1個
移動側に2個合計3個入れるつもりなのだが、果たして大丈夫なのか?

何かうまい計算方法は無い物かと参考になりそうなHPをいろいろ検索した結果
どうもルアーの重さをその素材の比重で割るとサスペンド状態になる
総重量と同じ値になるらしい。(間違っているかも!)

本来ならば実際にウエイトやリグをセットし水に入れてみれば
間違いないのだが、自分的にはブランクを水に浸けたくないのだ。
コーティング前のブランクを水に浸けると一気に水分を吸収してしまい
それを乾かす時間がもったいないのと、乾いても表面がケバ立ち
再度磨きの工程が必要となってしまうからだ。


削り終えたブランクの重さを測ってみると5.3gありアユース材の比重は
0.3~0.4であるらしい、仮に0.4と決めると

5.3÷0.4=13.25 ←この値がサスペンドする総重量になる(本来この値は体積であるらしい)

13.25g-5.3g=7.95g

総重量からブランクの自重を引いた値がサスペンドするウエイトの重さとなり
よってウエイトの重さがこれより重いと沈み軽いと浮く事になる・・・はず

今回、組み込むワイヤーとフック2個スプリットリング2個の重さを測ると
1.98gであった、それに予定している6mmタングステン球3個(2.07gX3)を
合計すると8.19gとなり、7.95より重いので沈んでしまう事になる。

しかし、これで計算は本当にあっているのだろうか?

・・・

やっぱり心配なので


ブランクと同じ重さにしたアユース材の切れ端を用意し実験してみた。


お、3個だと沈んだ。計算どおりだ

それではウエイトを2個にするとどうなるか
ウエイトの合計は1.98+2.07X2=6.12gである。


浮いた!

どうやらこの計算方法は当たりかも。

ただし実際はコレに塗装やコーティングそれにリップがプラスされるので
6.12gでも危ないかもしれない、一応今回フローティングを作りたいので
念のためタングステン球の大きさを6mmから5.5mm(1.52g)へ変更する事にした。
径を小さくすれば重心移動も安心だしね。



ウエイトの設定も決まった所でいよいよ接着するのだが
昨日、いつもコメントをいただいているチョビンさんからラトルルームなどは
アルミ缶を貼ったり、ラッカー処理をすると音色が変えられるという
アドバイスをいただいた。
残念ながらラッカーが手元に無かったのだが、ウレタンでウエイトルームを
コーティングした。これならウエイトの転がりも良いはずである。
チョビンさん、どうもありがとう。


接着は瞬間が良いのか木工用ボンドが良いのか迷ったが、
結局何が良いのか判らないまま、セメダインのスーパーX2で
もちろんウエイトルームにはみ出さないようにして、

合体!



何もここまでする必要はないのだが・・・

ん~、コトコトといい感じで移動している
第2関門であった重心移動システム成功と言う事で
ちょっと大げさに輪ゴムを巻いてみたのだ





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