其の635 柳ジョージ逝く
私がアメリカを最初に肌に感じたのは今から36~7年前
高校生の時に流行っていたIVYファッションだった。
ギンガムチェックのボタンダウンにシェットランドセーター
そしてお決まりのコインローファー。
親に買ったもらったよそ行きのグレンチェックの
ズボンの裾を内緒で17cmに細くして、怒られたっけ
そして大学1年の時に創刊された情報誌「POPEYE」に感化され
スケボー、フリスビー、そしてサーフィンとアメリカンな遊びを覚えた。
小林克也のベストヒットU.S.Aは欠かさず聞いてたけれど
ユーミンやデビューしたてのサザンも好きだった。
あの頃聴いた音楽はどんなジャンルもとにかく新鮮だった。
高中正義も大好きだったしカルメンマキ&OZは一人でこっそり聞いた。
そんな中、私が柳ジョージを好きになったのは友達にもらった
「YOKOHAMA」のカセットテープ。
特にこの歌が一番好きだった。
歌詞に出てくる時代とシチュエーションはまったく違うが
どこかアメリカに憧れる自分の気持ちと柳ジョージの渋い歌声
そして懐かしさを感じさせるメロディーが心に沁みたのであろう。
・・・柳ジョージ、永遠に!
そして私がもっともっとアメリカンな遊びに嵌るのは
それから10年も後のことである。
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