例年GW、我が家は遠出はしないと相場が決まっている。
おかげで釣り三昧の日々が送れるのだが、今年は休みが多いだけに
近場でいいから、どこかへ連れて行けと苦情が出た。
とは言っても高速道路は何処も大渋滞、悩んだ末に
半月ほど前、TVの情報番組でガリバーの階段なるものが
紹介されていたのを思い出し、横須賀に行く事にした。
家族はもちろん、自分自身も横須賀は今まで通過するだけで行った事がなかったのだ。
ドブ板通り(横須賀と言えばこの商店街)、戦艦三笠、猿島(東京湾唯一の島)と
それに今回の目玉がガリバーの階段なるもので、プチ観光にはちょうど良い。
しかし問題発生、そのガリバーの階段なるものが横須賀の何処にあるのかが
ネットで調べてもまったく判らないのだ。
ただ唯一、それは海岸通りにあるというブログ記事を発見した。
(現地にて)
その海岸通りは三笠公園のところから始まる道なので、三笠公園の管理事務所で
聞けば判ると思い、聞いてみると誰一人として知っている職員はいなかったのである
折りしも映画「ガリバー旅行記」が上映中であるにもかかわらず・・・不思議である。
「ガリバーの階段」って、そんなにマイナーなのか?!
結局、海岸通りをクルマでキョロキョロしながら走り自分で見つけたのであった。
ガリバーの階段は三笠公園から海岸通り(うみかぜの路とも言う)を
観音崎方面へ2kmほど走った、横須賀魚市場前と言う交差点の右角にある。
(ただし車は止め辛い、自分は魚市場の駐車場を拝借してしまったが・・・)
前置きが長くなってしまったが、ガリバーの階段とはこんな物だ。
一見、普通の階段のように見えるのだが
そのサイズがガリバー的で面白い。
・・・・・
実はこのガリバーの階段、正式名称はなんだか判らない。
説明書きや銘板のようなものはまったくなく、果たして作者が
ガリバーを意識したかどうかも定かではないのだ。
ここ横須賀界隈は、日本に来た最初のイギリス人とされている
三浦安針(ウィリアムアダムス)の所領が徳川家康から与えられた地であり、
近年その三浦安針がガリバーのモデルになったのではと言う説が取りざたされ
上陸地とされる観音崎ではガリバーフェスティバルなるものも開催されているらしい。
そんな事があって、これはガリバーの階段と呼ばれるようになったらしいのだが
ネットで検索した限りではその真相を確認する事は出来なかった。
わたしの考えでは、こじ付けのような気がしてならない。
三浦安針=ガリバー説が取りざたされるより以前にコレは作られているのでは?・・・
階段の下はただの公衆トイレだし!
だとしたら、観光スポットでもなく、地元の人が知らないのもうなずける訳なのだ。
でもこれから注目スポットになる気配は十分にある感じがした。
・・・・・
このあと、戦艦三笠を見学し、ドブ板通りをブラっとして、横須賀カレーを賞味して
我が家のプチ観光は終了した。(猿島はあまりの人の多さで止めました。)
それにしてもやっぱり渋滞は強烈だった。)
戦艦三笠。こっちのデカさは本物だ!