其の437 TSー3
映画の本編が終わりエンディングロールが流れる。
しかし誰も席を立つ人はいない。
あれ、最近はそうなのか?・・・
普通本編が終わると2~3割くらいの人が席を離れるような
イメージがあるのだが・・・
やがてエンディングロールが終わり天井のダウンライトが
付いて場内が明るくなると、皆ザワザワと席を立ち上がり
そこで初めて自分の周りにどんな人達が居たのかが確認できる。
ウチら家族の前後の列に中3ぐらいの少年が合わせて8人くらい居たのだが
通路に向かいながらこんな会話が飛び交った。
「〇〇の奴、泣いてやがんの!」
「え~、マジかよ」
「こんなので泣くなんて、おかしーんじゃねーの」
『おかしくなーい!!! おかしーのはオメーだ~!!!』
だって私も涙が溢れていたし、隣に座っていた次男も涙をぬぐっていた。
後から聞いた話では長男も長女もカミさんもウルウルしてたらしい。
(泣かなかったのは三男だけだ)
『〇〇君!キミは普通の優しい子だ~!!!』
見たのは2D版だったのだが、想像を超える出来であった。
普通こういう続き物は段々質が落ちていくものだが、こいつは
どっこい、1,2をしのぐ出来栄えであった。
まさか泣けちゃうとはね~・・・
追伸!
家族6人で見られるなんて、最初で最後かも
関連記事